■在宅医療
病院や自治体と連携しながら自宅での治療を目的にした医療体系。
病院から医師や看護婦が定期的に訪れたり、情報機器を用いて容体を捉え、適切な治療にあたること。
■保険点数
健康保険法の規定による療養に要する費用の算定方法による点数のことです。
診療報酬に対する診療点数のことで「1点=10円」となっています。
みなさんが医療機関で支払っている医療費は、この保険点数を「点数表」に基づいて計算した合計金額です。
■診療報酬
医療保険から医療機関に支払われる治療費のことです。すべての医療行為について保険点数という点数が決められています。
1点=10円で計算します。(ex.350点=3,500円)
■生活の質(Quality Of Life)
生きがいや満足感、幸福感などを規定している様々な要因の質のことをさします。生活者の自意識や生活者を取り巻く環境などが、この諸要因を構成していると考えられており、これらのバランスのよい向上が生活の質の向上につながると考えられています。
以前は、少しでも長生きすることが一番大事であるという考え方が支配的でした。医学の進歩等により確かに寿命は延びましたが、その反面、何らかの病気を患ったり、寝たきりの状態になって日常生活を送る人が増加しました。現在では、たとえそのような状態になっても、生活の質を保ち向上させることで、満足感や充実感を持ち、よりよい人生を送ることが大事であるという考え方が定着しています。
■ブリクマン指数
喫煙が人体に与える影響を調べるための喫煙指数。「1日当たりの平均喫煙量(本数)×喫煙年数」でこれまで吸い込んだたばこの総量を割り出す。
過去の研究から日本人について出されている数字を見ると、喫煙指数1200以上は、こう頭がんにかかる危険性が極めて高くなっています。これは、非喫煙者と比べると女性で約6倍、男性は約8倍という数値です(相対危険度は肺がんが女性2.34、男性4.45。こう頭がんは女性3.29、男性32.50)。
男性のこう頭がん患者の大多数はこのレベルに達しており、男性の肺がんについては 400が要注意の数値と考えられています。
■インフォームド・コンセント
インフォームド・コンセントは「説明と同意」や「納得診療」などと日本語では意訳されている。 医療現場において、患者に必要な情報が開示され、それに同意をして始めて行われる原則をいう。
伝えられる医学的情報としては、治療や検査の目的とその内容、予想される結果、危険性、副作用、成功・失敗の確率、代替の方法、受けないことによる予想される結果などが挙げられる。
■セカンド・オピニオン
一般には、ある問題に関する第三者の意見を指す。
医療においては、診断や治療方針に対する主治医以外の専門医の意見。またはその意見を聞くことをいう。
セカンド・オピニオンは患者の権利のひとつとして確立されつつあるが、その際には現在の主治医の紹介状と検査データを用意する必要がある。インフォームド・コンセントを補完する手段としても使われている。
■抗コリン薬(長時間作用型:臭化チオトロピウム 短時間作用型:臭化オキシトロピウム、臭化イプラトロピウム)
COPDの患者さんの安定期の管理に最も適しています。吸入薬で、副作用も少なく、毎日使っても効き目が落ちません。長時間作用型抗コリン薬は、1日1回の吸入で作用が続きます。持続的に気管支拡張効果が得られるため、短時間作用型の気管支拡張薬よりすぐれた効果が得られます。なお、抗コリン薬は、緑内障と前立腺肥大症の患者さんには使用できないことがあります。これらの病気がある方は医師に伝えてください。
■β2刺激薬(フェノテロール、サルブタモール、ツロブテロール、プロカテロール、サルメテロールなど)
吸入薬と内服薬、貼付薬があります。短時間作用型の吸入薬は抗コリン薬よりも作用発現が速いため、COPD管理においては、急激に呼吸困難が悪化したときなどに吸入します。また最近は、1日2回規則正しく吸入する長時間作用型の吸入薬もあります。心悸亢進などの副作用が起こることがあり、高血圧や心疾患、甲状腺機能亢進症、糖尿病の患者さんには注意が必要です。
■テオフィリン製剤(テオフィリン、アミノフィリンなど)
COPDに有効ですが、内服薬しかないため、全身的な副作用が多いことが問題にされています。代謝機能が低下した患者さんでは血中濃度が高くなって中毒症状を起こす場合があるので、注意が必要です。服薬後に気分が悪くなるなどの消化器症状が出た場合には、医師に連絡してください。また、他の薬剤との相互作用も多いので、他に薬をのんでいる場合は、必ず医師に伝えてください。
■気管支喘息
気管支が広い範囲にわたって急激に収縮を起こして細くなる病気。発作時には呼吸、特に吐く息の流れが妨げられ、苦しくなります。COPDの場合は動くと息苦しくなりますが、喘息は就寝時などじっとしていても呼吸困難の発作を起こします。またCOPDは慢性的に呼吸機能が低下してもとに戻ることはありませんが、喘息の場合は発作が治まると呼吸機能が完全に正常に戻ります。
■急性気管支炎
気管や気管支に起こる急性の炎症。その多くは、かぜやインフルエンザの合併症として起こります。主な症状は、急にひどいセキとタンが出ることです。タンはさらさらした水状のものから、徐々に粘性のある黄色や褐色の膿が混じったものになります。
■肺炎
病原微生物が肺の一番奥にある肺胞にまで入り込み、増殖し、肺の組織を侵す病気。熱、のどの痛み、鼻水などのかぜ症状に始まり、高熱、ひどいセキ、タン、血痰が続き、胸痛、息苦しさをともないます。
抗生物質によって、細菌性の肺炎の多くは治療がしやすくなりましたが、抵抗力が未熟な乳児や抵抗力が衰えた老人、慢性呼吸器疾患、手術後などで免疫力が低下した人にとっては致命的な病気となることもあります。
■肺結核
結核菌による慢性の肺炎。生活水準の向上や治療法の進歩によって患者数は激減しましたが、高齢者や不摂生な生活をしている人、病気によって抵抗力・免疫力の低下している人にとってはおそろしい病気です。セキや寝汗、発熱をともなうのが特徴でひどくなると血痰がでます。
■肺ガン
現在ガン死の第一位。結核の減少に反比例するように肺ガンが増加の一途をたどっています。欧米ではタバコの害が問題視され、徹底的に禁煙運動が行われ減少傾向にあります。初期の症状としては血痰が出ることがあり、進行してくると体重が減少するのが特徴です。COPD患者さんも体重は減る傾向にありますが、肺ガンでは年単位で徐々に痩せていくところが相違点です。